6月3日の韓国大統領選に向け、進歩(革新)系最大野党・共に民主党の候補を選ぶ予備選の最初の地域別投票の結果が19日、発表された。李在明(イジェミョン)前代表が約88%を得票して他の2人の候補に大差をつけ、優位は揺るがない情勢だ。李氏は世論調査で他の与野党の候補も大きく引き離しており、本選に向けて中道層を意識した動きを続けている。
共に民主党の予備選は全国を四つのブロックに分けて順次、党員らによる投票を実施し、最終的に世論調査の結果を合わせて候補を決める。この日は中部の忠清北道・南道一帯が対象だった。
忠清北道清州市でこの日、李氏、党内で「非李在明系」と呼ばれる金東兗(キムドンヨン)京畿道知事、金慶洙(キムギョンス)前慶尚南道知事の3人の候補による合同演説会が行われ、いずれの候補も非常戒厳を出して罷免(ひめん)された尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領を批判し、政権交代の必要性を訴えた。
そのうえで、李氏は民主主義…